先輩職員インタビュー③

 新潟県職員獣医師の先輩職員に、担当業務や職場の雰囲気などについて、お聞きしました。

増門 宙(令和5年度採用)

  • 勤務先  下越家畜保健衛生所 防疫課
  • 出身地  新潟県新潟市
  • 卒業大学 東京農工大学

現在、担当している業務や職場について教えてください。

 特別に担当している業務はありません。先輩方、上司の皆様がやっている業務を手伝い、その一部を担うことで、横断的な業務の理解と手技の向上を目指している段階です。突発的に入る病性鑑定などは、積極的に検査や調書の作成など担当をさせていただいています。
 職場の雰囲気はとてもいいです。いわゆる過酷な社会人を想像していたら、予想に反して、余裕があって働きやすいと感じると思います。

これまでで一番印象に残った仕事は何ですか。

 採血手技の上達を身に沁みて感じたことが、成長を感じられて嬉しかったです。
 社会人になるまで豚に触ったことすらなかったのですが、配属2日目にいきなり豚30頭の採血を行う仕事がありました。その時は上司に教わりながら何とか時間をかけて手探りで行いました。
 その約半年後に同じ内容の仕事を行ったのですが、前回よりも時間の短縮が叶い、自分の技術の向上を実感し、とても嬉しかったです。

新潟県職員の獣医師を志望した理由を教えてください。

 学部3年生の時に、家畜保健衛生所のインターンシップに参加させていただいたことがきっかけです。大学でインターンシップへの参加が義務化されていたので、実家への帰省ついでに参加しました。
 公務員は事務作業ばっかりでつまらないという勝手な思い込みがあったのですが、実際に見てみるとそんなことはなく、大学で学んでいることがそのまま業務に活かされていることを知り、強い興味を持ちました。また、その時に「獣医師確保修学資金給付事業」を知ったので、就学資金にも大変惹かれました。

退庁後や休日はどのように過ごしていますか。

 退庁後は時間や体力に余裕のある時はジムに行き、趣味の筋トレをすることが多いです。帰宅後はゆっくりゲームをしたり、本を読んだりして過ごすことが多いです。
 休日は少し凝った料理を時間かけて作ったり、もう一つの趣味である競馬を見て一喜一憂したりしながら過ごしています。

ある日のスケジュールについて教えてください。

  • 8時30分 始業、前日の細菌検査の結果を確認
  • 9時   採血等のため、酪農家へ出張
  • 11時30分 帰庁、出張の後片付け
  • 12時   昼食
  • 13時   検体処理、検査
  • 16時   報告書の作成
  • 17時15分 退庁

今後の目標について教えてください。

 博士号の取得をすることが現在の一つ大きな目標なので、いつか取得できるように頑張りたいと思っています。上司の方の中には県職員として勤務しながら取得したという方が何人かいらっしゃいますので、お話を伺いながら自分に向いた形で目指したいと思います。
 また、趣味である筋トレもより精度を上げて、何らかの結果を出すことができればいいなと思います。

新潟県職員の獣医師への就職を考えている方へのメッセージをお願いします。

 新潟県職員としての獣医師は最もワークライフバランスのとれた職場の一つだと思います。何か自分のやりたいことをしながら働くのに最高の環境だと思います。また、一方で獣医師としての知識や技術も多大に求められるので、成長も感じられる仕事です。
 プライベートも仕事も充実させたい欲張りな方はぜひ一緒に働きましょう!