新潟県職員獣医師の先輩職員に、担当業務や職場の雰囲気などについて、お聞きしました。
宮下 知世(令和6年度採用)
- 勤務先 下越家畜保健衛生所
- 出身地 埼玉県
- 卒業大学 岩手大学

現在、担当している業務や職場について教えてください。
現在は企画指導課に配属されており、酪農家の飼養衛生管理指導や乳汁検査を担当しています。飼養衛生管理指導の際は防疫担当と一緒に巡回することが多く、採血を一緒に行うこともあります。その他、診療施設の届出や巡回指導、動物用医薬品販売業の許可等の業務も行っており、幅広い仕事に関われています。
職場の皆さんはとても優しくて話しやすいので、迷った際にはすぐに相談しています。
これまでで一番印象に残った仕事は何ですか。
令和6年度からの新規取組として、新発田地域振興局や農協などで暑熱対策チームを結成し、管内酪農家の暑熱対策指導にあたりました。風速測定をして送風機の位置、角度の調整や清掃等の指導を行い、今年の夏は被害を減らすことができました。農家さんから効果を実感したとの声をいただき、とても嬉しかったです。
新潟県職員の獣医師を志望した理由を教えてください。
大学時代は病理学研究室に所属しており病性鑑定に興味があったため、家保で病性鑑定業務に携わりたくて県職員を希望しましたが、業務を行ううちに幅広い業務に関われることに面白さを感じるようになりました。
令和5年度まで埼玉県職員として家保等で働いていましたが、夫の地元である新潟県に移り住むことになったため、これまでの経験を生かして引き続き畜産に関わりたいと思い、新潟県職員試験を受験しました。
退庁後や休日はどのように過ごしていますか。
退庁後は、保育園へ5歳と2歳の息子のお迎えに行き、帰宅してからは夕飯準備や子供の寝かしつけなどバタバタと過ごしています。
休日は子供と市内を色々探索しています。新発田市周辺には温泉施設がたくさんあり、子供と足湯を楽しんだ後においしい地ビールを買って帰るのが密かな楽しみです。来年は市内のスキー場に遊びに行きたいと思っています。
ある日のスケジュールについて教えてください。
- 8時30分 始業
- 9時 農場巡回のため出張
- 11時30分 帰庁、報告書作成
- 12時 昼食
- 13時 乳汁検査
- 14時 検査成績書作成など
- 17時15分 退庁
今後の目標について教えてください。
検査結果を伝えるだけでなく、対策指導をしっかりと実施できるようになるために、セミナーへの参加等により知識を高めていきたいです。今年から初めて乳汁検査を担当するようになったので、検査手技を身に着けるとともに、農場での対策について現在勉強中です。
新潟県職員の獣医師への就職を考えている方へのメッセージをお願いします。
公務員獣医師には幅広い仕事があり、異動で様々な仕事を経験することができるのが魅力だと思っています。それぞれ獣医学的知識を生かすことができるのでやりがいもあります。また、鳥インフルエンザや豚熱などの特定家畜伝染病の発生がある中で予防対策や防疫作業などを行う非常に重要な仕事だと思います。
仕事だけでなく休みをしっかり取り、充実した私生活を送ることができるのも魅力です。
ぜひ新潟県で一緒に働きましょう!